ディスプレイのデフォルト

ディスプレイのデフォルトの再定義

ディスプレイのデフォルト動作を迂回するには通常、カスタムキャリブレーションポリシーを使用します。 ここでは、カスタムの輝度レベルと白点/黒点の色度のいずれかあるいは両方を定義する必要があります。 ポリシーは用途に基づいているため、こうすると、ポリシーで定義されている用途内でのすべてのディスプレイモデルのカスタム動作が定義されます。

See キャリブレーション.

もう1つのオプションは、ディスプレイモデルのデフォルト値を再定義することです。 これは、ユースケースでディスプレイの推奨動作をはずれる操作が要求される場合に、興味深いものとなります。

C:\ProgramData\Barco\disw\displaydefaults.iniにあるファイルに記載のカスタム値を指定することによるディスプレイのデフォルトの再定義

[display model]
luminanceRange=...
recommendedLuminance=...

; (Mentioning 1 of the below is sufficient.)
; as comma-separated list of color temperature identifiers
colorTemperatureRange=... ; supported: bluebase, clearbase, D65, D75, native
; as range in kelvin (pair)
colorTemperatureRange=... ; eg 5000, 7000
; as corners of a box in x and y
colorTemperatureRange=... ; eg 0.29, 0.35, 0.31, 0.34
recommendedColorTemperature=... ; supported: bluebase, clearbase, D65, D75, native

MDMC-12133のデフォルトをオーバーライドする例。デフォルトの輝度が、デフォルトの1000 cd/m²から600 cd/m²へ調整されます。

[MDMC-12133]
luminanceRange=600, 1200
recommendedLuminance=600
colorTemperatureRange=bluebase, clearbase
recommendedColorTemperature=clearbase

このファイルにある値で推奨値を置き換えます。 キャリブレーションで、*推奨*ターゲット*のディスプレイのキャリブレーションが予定されている場合、displaydefaults.ini*ファイルにある値が代わりに使用されます。

注釈

Barcoでは、推奨値をはずしてディスプレイを使用するならカスタムポリシーを使用することをお勧めします。 ファイルを使用するには、そのファイルをワークステーションごとにメンテナンスすることが要求されます。